Berliner Philharmoniker, Karl Böhm – Beethoven: Symphonies Nos. 3 & 7 · Brahms – Symphony No. 1 [2 SACDs] (1958-1961/2021) [SACD ISO]
SACD Rip | 2xSACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 02:18:57 | 5.57 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Decca / Deutsche Grammophon / Tower Records Japan – PROC-2326/7
ベーム没後40年企画。
壮年期のベームがベルリン・フィルと残したステレオ録音の壮麗なベートーヴェンとブラームスを、新規で本国のアナログ・マスターテープより最新復刻!
ベートーヴェンの3曲は世界初SA-CD化!
カール・ベーム(1894-1981)が1958年から61年までにベルリン・フィルと収録を行った、ステレオ音源のベートーヴェンの交響曲2曲と「コリオラン」序曲、そして余白には名盤の誉れ高いブラームスの交響曲第1番を2枚にカップリングしました。ブラームス以外は世界初SA-CD化となる録音です。いずれもステレオ初期のDGによる録音とはいえ、当時のベルリン・フィルが持っていたドイツローカル色の濃い、重心が低い音色が十分に再現されています。また、ベーム自身も後のウィーン・フィルとの録音と異なり強いインパクトがある事も特徴で、この時期の強力なドライヴ力とエネルギー感溢れる演奏がこれでもかと迫ってくる様は圧巻です。尚、音質面では従来までこの時期のDGは高域が多少際立っており聴きづらい盤もありましたが、昨今の復刻技術の進歩やマスターテープの状態により、重心の低い本来のベルリン・フィルの響きが蘇っています。後の時代には聴くことができない音色が、高音質化によりセパレーションやダイナミックレンジが向上したことで更に実在感を持って細部まで聴き取れるようになりました。また、約10年前に市販他のSA-CDでリリースされた実績のあるブラームスの第1番は、今回完全新規で本国にあるオリジナルのアナログ・マスターテープを用い、マスタリングを行った上で復刻しています。
力感が強調されがちな「英雄」ではしっかとした構成力の確かさと共に、引き込まれるほどの流れの良さがベームのこの演奏では特筆すべきところです。1点の隙間が無いほど高度に凝縮された音楽性の高さを聴くことができるこの録音は、数あるベルリン・フィルの「英雄」の中でも上位に位置する名演でしょう。聴き手に時間感覚を麻痺させるほどの演奏です。第7番も同様の傾向で、この時期のベームの生命力の強さには圧倒されます。ちょうど同時期にはDGでフリッチャイのベートーヴェン録音も行われており(英雄は1958年10月、第7番は60年10月録音。PROC2265と2194でSA-CDハイブリッド盤がタワー企画盤で販売中)、両曲とも数年のずれがありますが、年齢的には約20歳下のフリッチャイとの響きの差にある意味驚きます。もちろん、精神的な深みの差なのではなく、両者とも最上級にある指揮者としての音楽性の違いや解釈が基になっている点がポイントです。その意味でもブラームスの第1番もまた重量級で推進力に満ちた演奏であり、壮年期のベームの特徴が良く表れている演奏と言えるでしょう。まるで一筆の楷書で書かれたかのような、芸術性の高い演奏ではないでしょうか。(1/2)今回の復刻では本国オリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、高音質のデジタル化を行っています。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。質感や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現。この盤では制作するにあたり、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上で高品位(192/24)でのデジタル化(PCM)を行い、ベルリンのエミール・ベルリナー・スタジオで、レーベル専任エンジニアがこのシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、広瀬大介氏による新規の序文解説を掲載しました。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第27弾は、計3タイトルを発売いたします。(2/2)
Tracklist:
Disc 1
Beethoven – Symphony No. 3 in E-flat major, Op. 55 “Eroica”
01. 1. Allegro con brio (14:53)
02. 2. Marcia funebre (Adagio assai) (14:38)
03. 3. Scherzo (Allegro vivace) (6:05)
04. 4. Finale (Allegro molto) (12:38)
Beethoven – Coriolan, Op. 62
05. Overture (8:30)
Disc 2
Beethoven – Symphony No. 7 in A major, Op. 92
01. 1. Poco sostenuto – Vivace (12:58)
02. 2. Allegretto (10:11)
03. 3. Presto – Assai meno presto (8:22)
04. 4. Allegro con brio (7:21)
Brahms – Symphony No.1 in C minor, Op.68
05. 1. Un poco sostenuto – Allegro – Meno allegro (12:39)
06. 2. Andante sostenuto (9:32)
07. 3. Un poco allegretto e grazioso (4:32)
08. 4. Adagio – Piu andante – Allegro non troppo, ma con brio – Piu allegro (16:38)
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