Philharmonia Orchestra, Otto Klemperer – Berlioz: Symphonie Fantastique (1963/2019) [SACD ISO]
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 00:56:43 minutes | 2,28 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-109
クレンペラー独自の演奏として未だ評価の高い、超高解像度の”幻想”が世界初SACD化!対向配置が効果を発揮する優秀録音。最上の音質をSACDで再現。新規解説付
クレンペラーらしくドライで微視的な視点も感じさせる、超高解像度な演奏として有名な”幻想交響曲”が世界初CD化!2019年はベルリオーズ没後150年であるためリリースが多いなか、このクレンペラー盤はそれらの中でもミクロ的視点に立つ最右翼のユニークな演奏として録音史に残る名演と言えるでしょう。対向配置のよる効果が高音質化により一層際立っています。録音も優秀。現在のクレンペラー解釈の第一人者による新規解説を掲載しました。今回の復刻のために、本国のオリジナル・マスターから96kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリングを新規で行いました。永久保存盤です。
クレンペラーはこの”幻想交響曲”を実演でも多く取り上げており、特に戦前は多く演奏していたようです。しかし戦後は機会に恵まれず、この1963年の録音のきっかけとなったのは、1962年5月に行った久しぶりの公演での成功を受けてのことでした。独特な演奏はかえってクレンペラーそのものを現したかのようで、足取りの重いテンポのなかで、隅々まで見通せるかのような透徹した響きと、各楽器のバランスやベルリオーズ独特のオーケストレーションを分解し再構築したかのような構成により、徹底的なまでにドライに描かれています。起伏は平坦では決してなく、時には強烈な迫力がある様も圧巻。ファンが多いのも頷ける演奏です。今回のSACD化により、その冷徹なまでの響きが従来以上に再現されており、さらに一歩踏み込んだクレンペラーの音楽の神髄を聴き手は感じさせられるでしょう。尚、今回もクレンペラー企画の第1弾(モーツァルト2作品)と同様に、現代のクレンペラー解釈の第一人者による新規解説を掲載しました。
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。今回のDefinition Series第22弾は、計3タイトルを発売いたします。
<制作ノート>
マスタリングに当たりましては、本体の解説書内にも表記してあります通り、過去に発売された音源と極力比較する検証も行なった上で音楽を最大限に生かすべく、オリジナルのアナログ・マスターテープを尊重した上での最適なマスタリングを心がけております。一般的にマスターテープはあくまで製品前の段階での素材であり、収録年代や保存状況、原盤に対するレーベルの方針により状態や程度がそれぞれ異なります。そのため各最終製品形態に合わせ、程度の差はありますがほとんどの場合、基本的に必要最小限の整音が前提となっています。
この「幻想」の場合はマスターテープの状態が良く、左右バランスのレベル違いや高域の落ち込み、帯域バランスやセパレーションの不備もありませんでした。ピークレベルを合わせる等以外はほぼ調整が必要ないレベルのマスターでした。
Tracklist:
Symphonie fantastique, Op.14
01. I. Rêveries, Passions (16:18)
02. II. Un bal (6:37)
03. III. Scène aux champs (18:05)
04. IV. Marche au supplice (5:00)
05. V. Songe d’une nuit Sabbat (10:43)
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