Staatskapelle Dresden, Karl Böhm – Schubert: Symphony No. 9 (1979/2017) [SACD ISO]
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 00:50:08 | 2.01 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Deutsche Grammophon / Tower Records Japan – PROC-2078
ベームにとって重要な作曲家のひとりであったシューベルトの集大成的演奏と言える、
1979年のライヴを世界初SA-CD化。オリジナル・アナログ・マスターから本国で新規マスタリング
カール・ベームとシューベルトとの結び付きは強く、モーツァルトやベートーヴェン、ブラームス、そしてR.シュトラウスと並んで生涯にわたり取り上げ続けた作曲家でした。音源もステレオ期の正規録音ではベルリン・フィルとの交響曲全集やウィーン・フィルとの一部の曲(さらに75年の来日時のライヴも)の後、最晩年のこの1979年収録の「グレイト」のライヴが、ベームにとっては最後のシューベルト録音となりました。「グレイト」自体としても別のオケでのリハーサル風景も残されており、その執拗なまでの拘りはベームの音楽に対する姿勢が如実に現れたかのようで、大変興味深いシーンとなっていました。
ベーム84歳時のこの録音は1日のライヴが収録されており、急遽リリースされたと思われます。この演奏はベームの死後に追悼盤として、ウィーン・フィルとのデジタル録音の第九(PROC1992で発売中)と共に日本では81年の12月に発売されました。ベームのDGの「グレイト」のなかではもっとも演奏時間が短く、壮年期のライヴを彷彿させるかのように熱く、推進力に満ちた演奏となっているのが特徴です。戦前から縁の深いドレスデン・シュターツカペレとの演奏であるということも、この演奏効果に繋がっていると思われます。この盤はCD時代に何度か国内盤では再発されていましたが、輸入盤の発売頻度はなぜか低い状況でした。アナログ録音末期のこの音源はSA-CDでの復刻に最適で、ライヴであることにより会場の雰囲気や、ベームとオケが一体となった高揚感、また鋭い指揮振りがより間近で感じられるようになりました。年齢を感じさせない、ベーム最晩年の渾身のライヴを2017年最新の復刻でお楽しみください。
この盤では制作するにあたり、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上で高品位(192/24)でのデジタル化(PCM)を行い、本国のレーベル専任エンジニアがこのシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も2017年最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。
このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、広瀬大介氏による新規の序文解説を掲載しました。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第7弾は、計3タイトルを発売いたします。
Tracklist:
Symphony No. 9 in C major, D. 944 ‘The Great’
01. I. Andante – Allegro ma non troppo (14:00)
02. II. Andante con moto (13:33)
03. III. Scherzo (Allegro vivace) (10:59)
04. IV. Allegro vivace (11:36)
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