Sviatoslav Richter, London Symphony Orchestra, Kirill Kondrashin – Liszt: Piano Concertos Nos. 1 & 2 – Borodin: Symphony No. 2 (1961-1980/2020) [SACD ISO]

Sviatoslav Richter, London Symphony Orchestra, Kirill Kondrashin - Liszt: Piano Concertos Nos. 1 & 2  - Borodin: Symphony No. 2 (1961-1980/2020) [SACD ISO] Download

Sviatoslav Richter, London Symphony Orchestra, Kirill Kondrashin – Liszt: Piano Concertos Nos. 1 & 2 – Borodin: Symphony No. 2 (1961-1980/2020) [SACD ISO]
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:06:35 | 2.67 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Decca / Tower Records Japan – PROC-2300

比類のないスケールの大きさで極めつけの名盤として君臨するリヒテル壮年期のリストと、同じくPHILIPSレーベルのコンドラシンによる怒涛のボロディンを収録。世界初SA-CD化!
リストはオリジナル・アナログ・マスターテープから本国で新規マスタリング

リヒテルが西側にデビューした翌年に収録されたこの鮮烈なリストは、未だにベストと評価の高い極めつけの名盤です。1961年7月にロンドン・デビューを飾ったリヒテルが演奏を行った曲目の中にリストのピアノ協奏曲第1番と第2番が含まれており(7月18日)、その翌日から5日間かけてPHILUPSレーベルによる収録が行われました。この収録時のエピソードは今回の解説書に増田氏が詳細に記述しており興味深いですが、通常以上のセッション回数を要求したとのこと。かなり綿密に何度も録音を行い、編集は1か所のみのほぼ完璧な演奏だったようです。また、このリストは、自身の録音は好まなかったリヒテルが気に入っていた稀少な録音であり、その理由は指揮のコンドラシンによる所が大きいとの言葉を残しています。実はリヒテルは、ピアノが弾けなくなった一時期のみ指揮をしており、1952年2月に行われたプロコフィエフの交響的協奏曲の初演の指揮を務めています(独奏はロストロポーヴィチ)。この時、指揮を学んだのがコンドラシンであり、信頼は生涯にわたって続きました。ここでのリストの演奏は、パワフルさの中にエモーショナルなまでの衝撃を与えるほどの超絶性を持った、まさにリヒテルでしか成し得ない成果を出しており、約60年経った今でも最右翼の名盤として君臨しています。今回、高音質化により更に細部が明瞭になっているため、そのスケール感溢れる一期一会の演奏がさらに際立ちました。これ以上ないと言われるほどの極めつけの名盤を、SA-CDで存分に堪能できます。
(1/2)今回の復刻では、カップリングにコンドラシンがロイヤル・コンセルトヘボウ管と残したライヴを収録しています。1978年の亡命以前からこのオーケストラに客演を続けていたコンドラシンとの音源は、以前はPHILIPSがセッションで収録した「シェエラザード」のみでしたが、1984年にライヴの放送音源が10枚のLPで突如発売され、話題となりました。その後CDでもリリースはされましたが、元々権利を持っているのは放送局であるため、PHILIPSレーベルではその後は一部を除いて復刻されませんでした。また、PHILIPSで出なかった音源含め、一部はRCOの自主レーベル他で出ていますが、全ては再発されていません。このボロディンの交響曲第2番は、シベリウスの同第5番他と並んで、再発に含まれていた数少ない音源であり、またこの曲の屈指の名演としても知られた演奏のため、今回の初のSA-CD化はコンドラシン・ファンならずとも、貴重な機会となりました。演奏は冒頭から一気呵成に畳みかけるように始まり、これでもかという位に迫ってくる様は見事で、時間を追うごとに引き込まれていきます。コンドラシンのライヴは緊張感が漲っており、どれも迫真の演奏ではありますが、この演奏以外ではクライバーに近いとは言え、曲の神髄にここまで到達できるのは稀でしょう。高音質では一層ライヴの空間が拡がり、豊かな響きが堪能できます。

今回の復刻ではリストは本国オリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、高音質のデジタル化を行いました。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。質感や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現。制作するにあたり、英国のCLASSIC SOUND社でかつてのDECCAのエンジニアの手によって、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上でダイレクトにDSD変換を行い、このシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。尚、今回のみ、ボロディンに関しては96kHz/24bitのマスターから制作しています。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、増田良介氏による新規の序文解説を掲載しました。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第25弾は、計3タイトルを発売いたします。
(2/2)

Tracklist:

Liszt – Piano Concerto No. 1 in E-flat major, S. 124
01. 1. Allegro maestoso (5:12)
02. 2a. Quasi adagio (5:01)
03. 2b. Allegretto vivace – Allegro animato (3:59)
04. 3. Allegro marziale animato (4:13)

Liszt – Piano Concerto No. 2 in A major, S. 125
05. 1. Adagio sostenuto assai – Allegro agitato assai (7:19)
06. 2. Allegro moderato (4:58)
07. 3. Allegro deciso – Marziale un poco meno allegro (6:42)
08. 4. Allegro animato (1:51)

Borodin – Symphony No. 2 in B minor
09. 1. Allegro (7:54)
10. 2. Scherzo (Prestissimo – Allegretto – Tempo I) (5:28)
11. 3. Andante (7:24)
12. 4. Finale (Allegro) (6:33)

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