The Cleveland Orchestra, George Szell – Schubert: Symphony No. 9 (1970-2019/2019) [MCH SACD ISO]
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 00:50:18 minutes | 2,02 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-110
セルとクリーヴランド管の最期のセッション録音群である”グレイト”を、本国オリジナル・アナログ・マスターテープから最新でSACDハイブリッド化。新規マスタリング。新規解説付
1970年の大阪万博で初来日した直後の7月に亡くなったジョージ・セル(1897-1970)が、直前の4月にドヴォルザークの交響曲第8番他と共に旧EMIレーベルに録音を行った、まさに白鳥の歌である”グレイト”が最新SACDで蘇りました。その年の年末に追悼盤としてLPがリリースされ、かつての雄姿を彷彿させる決定盤的演奏として長く親しまれてきた演奏です。尚、市販のSACDシングルレイヤーでリリースされています。今回の復刻のために、本国のオリジナル・マスターから96kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリングを新規で行いました。新規解説付。永久保存盤です。
セル&クルーヴランド管弦楽団の超名盤がSACDハイブリッド盤で登場。市販でSACDシングルレイヤー盤としてリリースされていますが、SACDハイブリッド盤としては初めてのリリースです。同じステレオ録音盤では1957年録音の旧盤も強固な造形と緻密なダイナミズム、特に第4楽章における曲調に準じた機敏な反応は見事でした。本盤では加えて、両者の結び付きの強さから来る安定感と芳醇なまでに昇華された音楽性の向上が顕著に感じられます。最新の高品位でのデジタル化とマスタリングにより、さらに完成された素晴らしい両者の世界を感じ取れると思います。尚、この録音はマスターに起因するノイズ等や一部の歪、また、当時の録音による手法も散見されますが、従来通り、復刻に当たりましては原盤を尊重し、楽器の質感や音楽性を重視したマスタリングを心掛けました。この歴史的名盤の芸術観をより感じ取っていただけますと幸いです。
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。今回のDefinition Series第22弾は、計3タイトルを発売いたします。
<制作ノート>
マスタリングに当たりましては、本体の解説書内にも表記してあります通り、過去に発売された音源と極力比較する検証も行なった上で音楽を最大限に生かすべく、オリジナルのアナログ・マスターテープを尊重した上での最適なマスタリングを心がけております。一般的にマスターテープはあくまで製品前の段階での素材であり、収録年代や保存状況、原盤に対するレーベルの方針により状態や程度がそれぞれ異なります。そのため各最終製品形態に合わせ、程度の差はありますがほとんどの場合、基本的に必要最小限の整音が前提となっています。
Tracklist:
Symphony No. 9 in C major, D944 “The Great”
01. I. Andante – Allegro ma non troppo (14:19)
02. II. Andante con moto (14:30)
03. III. Scherzo(Allegro vivace)& Trio (9:44)
04. IV. Finale(Allegro vivace) (11:45)
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